インプットとアウトプットどちらも大事だよ、
というのは確かにそうだろう。

ただ、実はその裏には
「人はアウトプットにより誰かの役に立つ」
というのが暗黙の了解として共有されているんではないでしょうか。


その意味で、アウトプットは実は二つのプロセスが支えている。

一つはまず自らの能力を高めること。

そして重要なもう一つは、
自らの能力を評価してくれる人を探すこと。

社会人になって三年目以降の"ポスト若手"にとっては、
実は後者がけっこう大事とおもう。


「人は他人によってしか評価されない」(柳井正)

転職は分かりやすい例と思いますが、
誤解を恐れず言えば、
取引先やメンターも「選ぶ」のが大事なのではないか。


そして、他に飛び抜けて評価されるには、
自分より「二世代以上は上」の人にどれだけ評価してもらえるか、
その総和を気にするようにしたいなと。

例えば20代なら、40代以上の人からの評価の総和を
人間的な成長の指標にしてみるとか。

つまり直接の上司や部長、研究者なら教授とかはもちろん、
関連部署の部長や役員、専攻以外の分野の教授とか、
パートナー企業の役員とか、まぁいろいろあると思います。

20代で、自分を評価してくれる40代が近くに5人ぐらい、
きちんといれば、それは成果が出ていると判断していいんじゃないかと。

ただ愛嬌があるだけでもダメだし、
仕事が多少できるだけでなく「抜群に」できないと、
2世代上の人に評価されるのって難しいとおもってみたんだけど、
どうでしょう?


たぶん20代で40代に評価される人は、30代にも20代にも評価されるだけの優秀さを持つものの、その逆はないんでない?とおもってみた。
 
あと、別に俺が評価されているとかそういう話ではないです、もちろん(笑)
 

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このページは、okneigeが2009年6月21日 06:48に書いたブログ記事です。

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