いつもは読み飛ばす朝日新聞の求人広告欄、その最上段に連載されていたときから切り抜きして読んでました。ちょうど就職活動の頃だったこともあり、仕事への向き合い方について、自分の基礎を形づくった一冊です。新卒で社会人になる後輩に何度かプレゼントしたこともあり、20代前半で読んでおきたい本です。

▼柳井正
・自分の評価は、他人に任せよ
本当に仕事ができる人は、自分に対する評価が非常に低い
あれもできない、これもできないと自己に厳しい
それは到達する目標が見えていて、届かない距離が分かるから
成長しない人は、自分で自分を高く評価している。
自分の評価は、他人にしかできないという事実に早く気付かなくては
・誇りを持てない仕事は淘汰される
仕事をするなら、自分の行きつく所まで行け
自分の力をとことん生かし尽してこそ分かってくること、できるようになることが非常に多い
誇りを持てる目標を自分なりに立てて、懸命に働く


▼安藤忠雄
勇気ある仕事を見よ
自分を奮い立たせる先人の仕事を糧に
・仕事をして生きて行くというのは緊張感を持続させること。ひとついい仕事をすると、次の仕事につながっていきますが、ここで安心せず、転ばず、緊張感を保ち続けられるかどうかが問われます。非常に難しいことです。
精神を萎えさせないためには、常に勇気を持って挑戦した人たちの仕事を見ることです。
・人間はこんなにもすごい。自分はどうだろうか。常に勇気ある行動が人の心を打つことを忘れてはならない。

▼佐々木毅
・分からないこと、の深さ
・自分を信じて目を凝らす
 うまく言えないけれど気になること、今ここで形にできないけれど志していること、そういう個人の思いを自分だけで考え抜く習慣が、現代の日本人には必要だと思います。
 おそらく昔から、優れたリーダーは人の目に見えない問題や事実が見えていたのだと思います。前例がいないことを提案し、実効してきたのはそういう人々でした。
 傲慢にならず、卑屈にならず、情緒に流されず、自分を耕し続けなければ

▼稲盛和夫
・強い願望は実現する
言い訳の材料があるなら挑戦などできない。
成就させるのだという強い燃えるような意志
言い訳は決してしない覚悟と準備で、新しい仕事に挑むべき
人間は信じていないことのもののために努力することはできない
・人生の結果=考え方×熱意×能力
熱意も能力も人それぞれだが、考え方はマイナス100点からプラス100点までの幅がある。嫉妬や恨み、妬みといったマイナスの感情にとらわれている人間は、そこに能力と熱意が掛け合わされると、とんでおない負の方向に大きなエネルギーを向けてしまう

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://okneige.com/weblog/mt-tb.cgi/275

コメントする

このブログ記事について

このページは、okneigeが2013年4月27日 10:55に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「Lisa L. Martin(1993), Coercive Cooperation: Explaining Multilateral Economic Sanctions」です。

次のブログ記事は「緒方 貞子(2006)『紛争と難民 緒方貞子の回想』」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。