篠田 英朗(2012)『「国家主権」という思想: 国際立憲主義への軌跡』



興味深かった点は以下のとおり。
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国家主権を理解することによって、国際社会の秩序がどのように展開し続けているのかを知ることができる。

保護する責任論においては主権とは責任。したがって主権の協調こそが国際社会の秩序維持の基盤。しかしアメリカの現実主義に従えば、主権とは偽善でしかない。安保理決議の権威ではなく、圧倒的な軍事力と経済力を誇るアメリカが正しく力を使うことこそが、国際秩序を支える。

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このページは、okneigeが2013年4月27日 10:51に書いたブログ記事です。

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